初めて結婚式に出席する際は、何から準備したら良いのか、どのような基本マナーがあるのが分からないことが多いものですよね。今回は、結婚式での準備から当日までの流れと、基本マナーをご紹介します。ポイントを押さえて、初めての結婚式を楽しみましょう!
招待状を受け取ってから当日までの流れとは?
①招待状をもらう
初めて結婚式にお呼ばれした際は、招待状を受け取ってから当日までの流れを知っておくと安心。友人や親族などから結婚の報告を受けた後、一般的には自宅に招待状が郵送されてきます。職場や親戚など普段から会う機会が多い場合は、手渡しで招待状を渡される場合もあります。
近年では、出欠席以外にも新郎新婦へのお祝いメッセージを書く欄が設けられていることが増えています。相手に思いが伝わるように、気持ちを込めて丁寧な字で書くように心掛けましょう。
メッセージの内容に迷ったときはこちらの記事がおすすめ。書き方のマナーと併せて、相手別にメッセージの例文もご紹介しています。相手に失礼のないよう事前にチェックしておきましょう。
②ご祝儀を準備する
招待状の返信が済みましたら、次はご祝儀の準備に取り掛かります。初めての結婚式では、いくら位ご祝儀を包めば良いのか迷ってしまいますよね。ご祝儀の金額は、新郎新婦との関係性によって異なってきますが、一般的に平均的な金額は3万円とされています。
ご祝儀の金額が決まったら、ご祝儀袋とふくさも合わせて準備します。ご祝儀袋はふくさに包むのが正式なマナーとなりますので、結婚式では必須のアイテムです。忘れずに用意しましょう。
③服装を選ぶ
初めて結婚式にお呼ばれされた女性の多くが気になるのが、服装選びです。結婚式では、主役の二人を引き立てるような控えめで上品な服装がおすすめ。格式高いホテルやカジュアルなレストランウェディングなど、場所によっても相応しい服装が異なってきます。
忙しくてなかなか店舗へ買いに行く時間がない時は、通信販売もおすすめです。通信販売であれば、自分の好きな時間にゆっくりと服装選びができます。色合いやデザインなど、自分好みの服装を探してみましょう。
④当日は早めに会場に着くようにする
招待状の返信とご祝儀の準備、服装が決まったら、当日の朝もう一度忘れ物がないようにチェックしてから出かけましょう。当日の朝バタバタしてしまう時は、前日までに準備を済ませておくと安心です。
持ち物に忘れ物がないか不安がある方はこちらの記事で最終確認するのがおすすめ。基本の持ち物からあると便利なものまで詳しくご紹介しています。
結婚式当日は、早めに会場に着くように家を出ます。普段行き慣れていない場所だと、思った以上に時間がかかることも。また、電車やバスが遅延することもありますので、挙式が始まる30分前到着を目安にしておくと良いですよ。会場に着いたら、クロークに荷物を預けてから受付を済ませましょう。
初めての結婚式でも安心!招待状を返信する際の基本マナー
なるべく早く返信する
結婚式の招待状をもらったら、なるべく早く返信するのが基本マナー。招待状が手元に届いてから遅くとも2、3日以内、忙しい方でも一週間以内には返信するのがベストです。新郎新婦は、招待状の返信によって結婚式に参加する人数を把握しています。結婚式の準備が滞らないようするためにも、早めに返信しましょう。
近年ではSNSなどでのやり取りが主流となっていますが、結婚式の招待状は同封の返信用はがきで返信するのがマナーです。期日までに時間があるからと後回しにして、うっかり出し忘れることがないように注意しましょう。
欠席の場合も返信する
結婚式の招待状をもらっても、日程や時間帯が合わず、場合によっては出席できないことがありますよね。返信はがきは、出席の場合だけではなく、欠席の場合も必ず返信するようにしましょう。
事前の連絡なしに突然欠席の連絡を送ると、新郎新婦側を残念な気持ちにさせてしまうかもしれません。そのような場合は、返信はがきを送る前に、欠席の連絡を理由と共に先に伝えておくと良いでしょう。欠席の返信はがきは、出席の場合とは異なって、少し間を置いてから出すのがマナーです。
返信はがきの書き方マナー
返信はがきを書く際は、黒インクの万年筆で書くようにしましょう。万年筆を使い慣れていない場合は、黒のボールペンで書いてもOKです。返信はがきのインクは黒が正式マナーとなりますので、黒以外のカラーは避けてください。
また、新郎新婦宛てのメッセージを書く欄では、「終わり」や「区切り」を意味する句読点は使用しないようにします。万が一書き損じた場合は、修正液は使用せず定規を使って二重線を引いて訂正しましょう。
初めての結婚式で押さえたいご祝儀の基本マナー
招待してくれた相手との関係性によって金額が変わる
ご祝儀の金額は、招待してくれた相手との関係性によって異なってきます。友人や会社の同僚、先輩の結婚式に参加する際は、ご祝儀の基本的な相場は3万円となります。恩師や目上の方には3万円から5万円、親族や兄弟姉妹になると3万円から10万円と、新郎新婦との関係性が近いほどご祝儀の金額が高くなる傾向にあります。
一人ではなく、夫婦で出席する場合は、5万円もしくは7万円を包む方が多いようです。金額が少ないと感じる場合は、ご祝儀にプラスしてお祝いのプレゼントをあげても良いでしょう。家族で出席する際は、料理代や席代を考慮してご祝儀の金額を決めるとスムーズに決まります。
新郎新婦との関係 | ご祝儀の相場 |
友人 | 3万円 |
会社の同僚や先輩 | 3万円 |
恩師 | 3万円から5万円 |
親族 | 3万円から10万円 |
割り切れる金額は注意が必要
ご祝儀を包む際に注意するポイントとして、2万円や6万円などの別れを意味する割り切れる数字は避けた方が良いとされています。同じく、死を連想させる4万円や、苦を意味する9万円も注意が必要です。
偶数の金額のご祝儀を包みたい時は、1万円に5千円札を2枚足して2万円にする方法もあります。また、8万円は末広がりという縁起の良い数字であるため、例外として歓迎されています。披露宴には出席せずに式のみの参加の時は、最低限1万円ほど包むと良いでしょう。
ご祝儀袋のマナー
ご祝儀袋は、包む金額に合わせて選ぶようにしましょう。包む金額以上に豪華なデザインを選んでしまうと、バランスが良くない上にあまり良い印象を与えません。また、水引は一度きりの御縁を意味する「結び切り」や「あわじ結び」を選んで使うのがマナーとなります。
ご祝儀を入れる際は新札を用意して、お札の表面が中袋の表側を向くように入れましょう。お札の肖像画は左上にくるように注意します。中包みの裏側の折り返し部分は、下側が上になるようにするのがマナーです。
【女性向け】結婚式の服装の基本マナー
白いドレスや全身黒のお呼ばれコーデは避ける
花嫁をイメージさせる白のドレスや全身黒のコーデは、結婚式のお呼ばれスタイルとして相応しくありません。結婚式にお呼ばれした際は、主役の2人を引き立てるような服装選びがポイントになります。黒のドレスやスーツなら、明るい羽織ものや小物を合わせると◎。
服装選びで迷う時は、上品で清潔感のあるデザインがおすすめ。女性らしいシルエットが強調できるフレアスカートや、程良く透け感のあるレース素材で華やかさをプラスしても◎。膝が隠れる丈感を選ぶと、離着席の際にも美しいシルエットが保てる上に、マナーの面での安心です。
露出は控えめに
結婚式では、過度に露出の高い服装はNGです。肩が出る服装の場合は、羽織ものを合わせるのが基本となります。ただし、夜の時間帯の結婚式やカジュアルなスタイルの会場であれば、肩を出したスタイルでもOKな場合も。心配な方は、事前に会場の雰囲気をリサーチしておくと良いですね。
また、膝上10cm以上あるスカート丈や、胸元が極端に出るデザインのお呼ばれスタイルもマナー違反となるので注意しましょう。深いスリットが入ったタイプや、カジュアル過ぎるデザインも控えた方が無難です。
アクセサリーや靴は上品なデザインを
服装と合わせて、アクセサリーや靴などの小物類にも気を配りましょう。大ぶりなデザインのピアスやネックレスは、派手な印象を与えかねないので控えるのがおすすめ。また、生花も花嫁だけの特権になりますので注意が必要です。
殺生をイメージさせるようなファーや、動物の革素材の小物やバッグも注意しましょう。アクセサリー選びで迷ったなら、上品なパール系のアクセサリーが◎。清楚な印象を与えてくれて、全身が品良くまとまります。
【女性編】初めての親族の結婚式におすすめの服装
DressLab
ツイードJK・シフォンワンピースセット
16,500円 (税込・参考価格)
華やかさをプラスしてくれるツイードジャケットと、ワンピースのセット。定番のシンプルなデザインでありながら、繊細なコードテープ使いや上品なネックラインで、親戚の結婚式に相応しい上品な佇まいに仕上がります。
黒のワンピースは、ゴム仕様のウエストで窮屈感がないところがポイント。タック入りのネックラインはスッキリとしたデザインで、アクセサリーを選ばないところが魅力です。しっかりとした生地感のツイードジャケットとシフォンワンピースの組み合わせは、季節を問わず着回せるデザインです。
親族の結婚式にふさわしい服装について、より詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめ。姉妹やいとこなど、より細かな立場別に注意点を解説しています。ドレスの丈感やカラーなど気をつけるべきポイントがいくつかあるので、是非チェックしてくださいね。
【女性編】初めての友人の結婚式におすすめの服装
DressLab
胸元フレアワンピース
6,500円 (税込・参考価格)
友人の結婚式では、異素材使いの個性的なワンピースが◎。程良い透け感のあるレースデザインは、結婚式に相応しい明るさを出してエレガントな印象に。フレアデザインの胸元とスカートのタックデザインが、ウエストラインに自然なくびれを作り出してスタイルアップしてくれます。
メインのデシン生地は、シワになりにくく透けにくいところがポイント。一枚でも着られる五分袖タイプですので、一年通して着回せるところも人気です。友人の結婚式で、華やかさと上品さを両立したい女性におすすめのお呼ばれスタイルです。
友人の結婚式の服装選びに悩んでいる方はこちらの記事もおすすめ。季節別にぴったりな服装をご紹介しています。友人の結婚式にふさわしい華やかなドレスを中心にご紹介しているので、周りと差をつけたい方は必見ですよ。
【男性向け】結婚式の服装の基本マナー
黒や濃紺のダーク系カラーが基本
結婚式での男性の服装は、黒や濃紺のダーク系カラーのスーツが基本となります。中でも親族の結婚式では、おもてなしする立場として、お祝いの席に相応しいきちんと感のあるフォーマルな装いが求められます。
ジャケットのデザインは、シングルでもダブルでもどちらでも構いません。全身をスッキリと見せたい場合はシングルがおすすめ。よりフォーマル感をプラスしたい時は、ジャケットと同系色のベストを合わせると良いでしょう。
清潔感のある服装を心掛ける
女性の場合と同様に、結婚式では男性も清潔感のある服装が好まれます。シャツ選びで迷ったなら白シャツがおすすめ。どんな色合いのスーツとも合わせやすい白は、結婚式のマナーに相応しいフォーマル感を高めてくれるカラーです。
友人の結婚式ではカラーシャツも◎。単色カラーの淡い色合いのピンクや水色をチョイスすれば、結婚式にぴったりの華やかさと清潔感のあるコーデに仕上がります。ネクタイやベルトなどの小物類もシンプルなデザインを選んで、品良くまとめましょう。
【男性編】初めての親族の結婚式におすすめの服装
TAKEO KIKUCHI(タケオキクチ)
七宝紋スーツ
86,900円 (税込・参考価格)
結婚式では、男性も女性と同様に清潔感のある上品な服装が基本となります。親族の結婚式では、おもてなしする立場として黒や濃紺のダーク系カラーのスーツを選びましょう。ウール素材から作られた柔らかな生地感のスーツは、親族の結婚式にぴったりのシンプルなデザインが魅力です。
定番の2つ釦とノータックデザインのパンツの組み合わせは、全身をスッキリと見せてスタイリッシュな雰囲気に。インナーには白のシャツを合わせて、親族の結婚式の服装マナーに相応しい上品な装いに仕上げましょう。
【男性編】初めての友人の結婚式におすすめの服装
THE SHOP TK (ザ ショップ ティーケー)
千鳥スーツ3ピースセットアップ
15,950円 (税込・参考価格)
友人の結婚式では、シックなネイビーのスーツで大人な男性をアピールしても◎。落ち着いた色味でありながら、千鳥柄を取り入れてさりげなく個性が出せるところが人気です。
シンプルなコーデにアクセントを付けたいなら、ネクタイに柄物を取り入れるのがおすすめ。ストライプ柄のネクタイなら、主張しすぎないデザインでマナーとしても◎。写真は白のシャツを合わせていますが、友人の結婚式ではカラーシャツを合わせて顔周りを明るく見せるのもおすすめですよ。
初めての結婚式は基本マナーを押さえて思い出に残る一日にしましょう!
初めて結婚式に参加する際は、準備から当日までの基本マナーを押さえておくと安心です。招待状の返信の仕方やご祝儀の金額、お呼ばれに相応しい服装など、ポイントを押さえれば難しいことはありません。記事を参考に、基本マナーを押さえて素敵な一日を過ごして下さいね!
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