結婚のお祝いに素敵なメッセージを贈りたいけど、どんな言葉にすれば良いかと悩んでいませんか?そこで今回は、結婚式のお祝いに相応しい一言メッセージのマナーと例文をご紹介します。大切な方へのメッセージを贈る際に、参考にしてみてください。
結婚式のお祝いに相応しい一言メッセージのマナーとは?
①忌み言葉・重ね言葉を使わない
結婚をお祝いするためのメッセージに、忌み言葉や重ね言葉を使うのはNGマナーです。「忌み言葉」とは、縁起の悪さを連想させるようなものを言います。例えば、不幸な未来を感じさせるような「苦しむ・悲しむ」や、離婚を連想させる「別れる・去る」などです。
明らかに縁起が悪い言葉は、祝福のメッセージに絶対使用しないようにしましょう。また、「出る・帰る・短い」など日常的に使用される言葉の中にも忌み言葉に属する言葉があるので、注意が必要です。
「重ね言葉」とは、同じ意味の言葉を繰り返すことです。新郎新婦を祝福するメッセージに、言葉を重ねて使ってしまうと再婚を連想させてしまいます。結婚の一言メッセージには、二人に不快な思いをさせる言葉を使わないのがマナーですよ。
忌み言葉 | 去る・別れる・壊れる・裂ける・終わる・絶える・最後・逃げる・戻る・消える、出る、帰る、短い |
重ね言葉 | ますます・いよいよ・またまた・再三・しばしば・たびたび・繰り返し・返すがえす・重ねがさね・相次いで |
②二重敬語もNG
目上の方が結婚する場合の一言メッセージに、二重敬語を使うのもNGマナーです。「二重敬語」とは、同じ種類の敬語をひとつの語に対して使うことを言います。上司や先輩など、目上の方へお祝いのメッセージを書くときには、丁寧さを表すために二重敬語になってしまうことがあるので注意が必要です。
二重敬語というのはお祝いの場だけでなく、ビジネスシーンでもNGマナーになりますので、きちんと覚えておくことがおすすめ。祝福のメッセージには回りくどい二重敬語は使わずに、正しい敬語でシンプルな表現にしましょう。
- ×ご覧になられる→〇ご覧になる
- ×おっしゃられる→〇おっしゃる
- ×おいでになられる→〇おいでになる
③句読点を使わない
結婚をお祝いするためのメッセージには、句読点を使うこともNGマナーです。「、」は文章を区切り、「。」は最後に付けるもので、終わりを連想させてしまいます。そのため、忌み言葉や重ね言葉と同じように、句読点も結婚というお祝いの場には相応しくないとされているのです。
文章を読みやすくするために句読点をつけたいと思う場合もあるかもしれませんが、結婚式のメッセージでは新郎新婦の幸せを願うことが最優先です。悪いイメージを連想させる言葉は使わないように心がけましょう。
④黒or濃紺のペンで記入する
結婚のお祝いのメッセージを書くときには、黒か濃紺のペンを使って記入しましょう。一般的なマナーとして、正式な書類は黒か濃紺で書くということが決まっているためです。ペンの種類はボールペンかサインペンなどでOKですが、より温かみのある文字にするには、万年筆を使用するのもおすすめですよ。
また、メッセージカードを封筒に入れる際には、向きにも注意が必要です。封筒とメッセージカードの両方の表面を、同じ向きにして入れましょう。洋封筒の場合は、封を開けたときに、自分側にカードの裏面が向いている状態になります。
⑤その他の控えた方が良い言葉
結婚のお祝いのメッセージには、控えた方が良い言葉もあります。新郎新婦と親しい関係であっても、「ぶっちゃけ」というような仲間言葉はお祝いに相応しくありません。フランクな表現でも、砕けすぎないように注意が必要ですよ。
また、マイナスのイメージがある言葉は、プラスのイメージに変換できないか考えてみることがおすすめです。例えば、「頑固」という言葉は「意思が固い」と言い換えると、良い印象を与えられますよ。相手が不快な思いをしないような言葉遣いで、お祝いメッセージを贈りましょう。
NG例 | やばい・ぶっちゃけ・頼りない・頑固・下ネタ関連 |
お祝いメッセージには意外と知らないマナーが多かったのではないでしょうか。同様に、結婚式当日の服装にも様々なマナーがあります。直前になって慌ててしまわないように事前にチェックしておく事がおすすめですよ。こちらの記事では、結婚式の服装のNGマナーも併せて紹介しているので是非チェックしてみてくださいね。
【親族】結婚式のお祝いの一言メッセージの例文
兄弟姉妹は素直な気持ちを表して
兄弟姉妹の結婚をお祝いするときには、素直な気持ちを表したメッセージにするのが良いでしょう。家族が結婚するのは感慨深く、親族が増えることはとても嬉しいことです。堅苦しくないメッセージで、身内らしく明るい言葉でお祝いしましょう。
また、子どもの頃から知っている新郎新婦の成長を喜ぶ言葉や、身内だからこそ分かる魅力をメッセージに込めるのもgood。自分の兄弟姉妹だけでなく、パートナーに配慮し、思いやりある言葉をプラスすると素敵なメッセージになりますよ。
- これから始まる新生活は笑顔でいっぱいにしてください
- 素敵な人と出会えて良かったね これから〇〇をよろしくお願いします
- 本当に幸せそうな二人を見て心から嬉しく思っています
- 〇〇ちゃん どうか弟のことを支えてやってください
親族は身内らしい親しみを込めた言葉を
親族の方の結婚をお祝いするときには、身内らしい親しみを込めたメッセージを送りましょう。小さい頃から一緒に育ったいとこであれば、兄弟姉妹に宛てるような堅苦しくないものでもOK。成長の喜びやエピソードをプラスするのも良いでしょう。
甥っ子や姪っ子などの親族には、距離感や関係性にあった一言メッセージを選びましょう。例えば例文のように、普段から深いお付き合いをしているのであれば、砕けた文面で気持ちを表すと喜びが伝わりやすくなります。また、少し距離感のある親族には、しっかりとマナーを押さえたお祝いの言葉を贈るのが良いですよ。
- お互いを大切にし 思いやりを持ち幸せな家庭を築いてね
- これからも笑顔を忘れずにずっとお幸せに
- お二人の永遠の幸せを心からお祈りしております
- お二人の未来が素晴らしいものになりますようお祈りいたします
【友人】結婚式のお祝いの一言メッセージの例文
友人にはストレートな喜びを表す言葉を
友人への結婚のお祝いは、ストレートな喜びを表す言葉で一言メッセージを贈りましょう。友人ならば会ったときに詳しい話をたっぷり聞けるので、あまり長くなりすぎず、シンプルで簡潔な言葉で表現するのが良いですよ。
結婚する新郎新婦は、友人に対して喜びを共有したいと思っています。そのため、結婚を自分のことのように喜び、祝福してあげる言葉を書くようにしましょう。例文のように嬉しさを最大限に表現することで、相手に気持ちが伝わりやすくなりますよ。
- 大好きな友達の結婚 最高に嬉しいよ
- 世界一 幸せな夫婦になるよう祈っているよ
- 最良のこの日に気持ちを込めて
- 大好きな二人ならきっと明るい家庭を築けるよ
親友は程良くフランクな印象に
親しい友人の結婚祝いは、程良くフランクな印象を与えるメッセージにするのが良いでしょう。特に新郎新婦と仲の良い友人であれば堅苦しくなく、ある程度の砕けた表現を入れることで、親しみが湧くメッセージになりますよ。
また、親しい友人であれば、結婚するまでの話も聞いていたことでしょう。二人のHappyな思い出話をプラスすることで、より祝福する気持ちが伝わるメッセージになるはずです。ただし、新郎新婦のマイナスな印象になるエピソードは入れないように気を付けましょう。
- 学生時代から仲良しカップルで有名だった二人の結婚 とっても嬉しいです
- 結婚式楽しみにしているよ!
- 幸せのお裾分けをいただきに新居に遊びに行かせてね
- いつまでも相思相愛の夫婦でいてね
【職場関係】結婚式のお祝いの一言メッセージの例文
上司や先輩へは言葉遣いに気を付ける
職場の上司や先輩の結婚祝いのメッセージは、言葉遣いに気を付ける必要があります。結婚式のような正式なお祝いの場では、職場の方・目上の方へのメッセージも敬語で書くのが基本です。知らないうちにマナー違反していたということのないように、注意しながら言葉を選びましょう。
また、いつもお世話になっている感謝や尊敬の気持ちが、きちんと伝わるような丁寧な文面になるよう心を込めることが大切です。尊敬している点やすごいと思っていることなど、言葉にして付け加えてみるのもおすすめですよ。
- お二人のご健康とご多幸をお祈りしています
- 尊敬する先輩の人生最良の門出をお喜び申し上げます
- お二人のこれからの人生が喜び溢れるものとなりますようお祈り申し上げます
- 仕事に前向きな姿勢の○○さんは私の憧れです 末永い幸せをお祈りしています
同僚や部下は温かみのある言葉に
職場の同僚や部下の結婚祝いのメッセージは、マナーを守りつつ、温かみのある言葉も◎。同僚や部下も職場関係なので、丁寧語のしっかりしたメッセージを書くようにしましょう。ただし親しい仲であれば、友人に宛てるようなフランクな文章にするのも良いですよ。
また職場のかわいい部下や後輩などは、先輩の立場から温かい目で見守るような意味も込められていると、より素敵なメッセージになりますよ。また、これからも応援しているという、愛情のこもった言葉も新郎新婦の印象に残るでしょう。
- お二人の愛の巣を覗かせてくださいね
- 笑顔がたくさん溢れるご家庭を築き上げてくださいね
- お二人の穏やかな生活が続くことを願っています
- いつも優しい○○さんのことなので穏やかで素敵なご家庭を築くでしょう
結婚式のお祝いは素敵な一言メッセージを
結婚をお祝いするための一言メッセージは、どのような立場であっても、新郎新婦を祝福する言葉を入れることが一番大切です。今回ご紹介したマナーや例文を参考に、二人の結婚を喜んでいる想いが伝わるような素敵なメッセージを贈りましょう。
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