結婚式で友人代表のスピーチを頼まれたけど、何を話したら良いか分からないと悩んでいませんか?そこで今回は、結婚式の友人代表スピーチの締めの例文を紹介します。また、友人代表スピーチの基本のマナーやポイントも解説していますので、参考にしてくださいね。
友人代表スピーチの基本のマナーを紹介
スピーチの基本構成
結婚式のスピーチは、基本的に4つで構成されます。基本の流れを踏まえていれば、友人代表としてマナーを踏まえたスピーチができますよ。最初は祝福の言葉から始めますが、定型句でもOKなのでしっかりと覚えて、自分の言葉で語りかけるのがポイントです。
自己紹介では新郎新婦との出会いや関係を、なるべく簡潔に話しましょう。仲良くなったきっかけを、簡単に入れるのも良いです。エピソードでは、友人だからこそ知っている情報を入れるのがポイント。また、エピソードを一つに絞ることも大切です。
締めのメッセージでは、二人の門出をお祝いする気持ちを表現しましょう。ただし、祝福の言葉と同じように自分の言葉で話すことがポイントです。新郎新婦の方に目を向けて、結びの挨拶をしましょう。
- 祝福の言葉
- 自己紹介
- 結婚する友人との思い出やエピソード
- 結婚する二人へのはなむけの言葉、締めのメッセージ
祝福の言葉 | 定型句でOK、自分の言葉で語りかける |
自己紹介 | 新郎新婦との出会いや関係を簡潔に |
友人との思い出やエピソード | 友人だから知っているエピソード、一つに絞る |
結婚する二人へのはなむけの言葉、締めのメッセージ | お祝いする気持ちを表現、自分の言葉で語りかける |
スピーチを終えるまではお酒を控える
友人代表のスピーチを終えるまでは、お酒を控えるようにしましょう。メッセージをしっかり考えていても、伝えられなけば意味がなくなってしまいます。スピーチの前は、なるべくお酒を控えておくのがマナーです。
友人代表は、二人の人柄を周囲に伝えるという役割があります。両家の親族や会社関係の方々に、悪い印象を与えないようすることも大切です。お酒に酔った状態でスピーチすることのないよう、注意しましょう。
ネガディブな話をしない
友人代表のスピーチには、ネガティブな情報を入れないようにしましょう。新郎新婦の新しい門出の日に、水を差すような話はNGです。例えば、過去の恋愛や悪いクセなどのネガティブな印象を与える情報は、スピーチに相応しくありません。
また、再婚の場合には「次は失敗しないように」や「2回目」というような言葉を入れないようにしましょう。お祝いの席なので、相手を祝福する気持ちを表すことが大切です。
忌み言葉や重ね言葉を避ける
結婚式のスピーチは、忌み言葉や重ね言葉を避けるのがマナーです。例えば、「別れ」や「病気」というような不幸を連想させるような言葉は「忌み言葉」と呼ばれ、結婚式では使わないようにするのがマナーですよ。
また、「度々」や「次々」など繰り返しを連想させる「重ね言葉」は、縁起が悪いとされているためマナーとして避けるべきです。結婚式のようなお祝いの席で使ってはいけない言葉がありますので、事前に調べておくことをおすすめします。
忌み言葉や重ね言葉の詳しい内容については以下の記事でもご紹介しています。また、喜ばれる結婚祝いのメッセージについても例文付きでご紹介しているので、スピーチの内容に悩まれた際にも参考にしてみてくださいね。
友人代表スピーチを成功させるためのポイント
礼をするタイミングを覚える
礼をするタイミングを覚えておくと、本番必要以上に慌てずに臨むことができます。司会者の方に名前を呼ばれたときから、スピーチが終わって席に戻るまで、何度も礼をするタイミングがあるので、事前に確認しておきましょう。
どのタイミングで何回礼をするべきなのかを、きちんと覚えておくことが大切です。以下のポイントをきちんと押さえておきましょう。礼のタイミングをきちんとすると、落ち着いた振舞いができる上に、周囲のゲストの方へ丁寧な印象を与えられますよ。
- 司会者に名前を呼ばれたら、同じテーブルのゲストへ一礼・起立して全ゲストに向けて一礼
- マイクの前に立ち一礼
- スピーチ冒頭に、新郎新婦や両家へ祝辞を述べた後に一礼
- スピーチ終了後に、新郎新婦とゲストに一礼
- 席に座る時に、同じテーブルのゲストへ一礼
意識して呼吸を入れる
スピーチを成功させるには、意識して呼吸を入れることもポイントです。しっかり準備していても慣れない場所で緊張したり、早口になったりと気持ちが焦ってしまうことがあります。気持ちを落ち着かせるために、呼吸を意識して入れてみましょう。
一呼吸置くことによって、スピーチを聞いているゲストの方にも落ち着いた印象を与えられます。上手に話すことよりも、ハッキリとした口調でわかりやすく話すことが大切です。
手紙形式にする
成功させるポイントとして、手紙形式にする方法もあります。原稿を全て暗記して話すのは、とても難しいことです。手紙形式にすれば、スピーチを間違えたり忘れたりする心配がなくなります。
手紙を読み始める前に、新郎新婦に対するお祝いの気持ちを手紙にしてきたことを、一言添えてから読みましょう。ただし、手紙ばかりを見ていては気持ちが伝わりにくくなります。ときどきは顔を上げ、新郎新婦やゲストに目を向けましょう。
【新郎側におすすめ】結婚式の友人代表スピーチの締めの例文3選
①両家の繁栄を願う言葉
友人代表のスピーチは、両家の繁栄を願う言葉を添えるのがおすすめです。新郎新婦だけでなく、両家が幸せになるよう願う言葉を伝えることによって、親族からも良い印象を得られます。
また、友人が両家のことを気にかけてくれていることが分かると、ご両親も安心できるでしょう。スピーチで二人に呼びかける場合、新郎側の友人代表のため、「○○くん○○さん」というように新郎から順に呼びかけることが大切です。
- お二人の末永いお幸せとご両家の繁栄を願ってお祝いの言葉といたします
- お二人の幸せとご両親さま 並びにご列席者の皆様方のご繁栄をお祈り申し上げます
②結婚式の招待のお礼を述べる
結婚式に招待してくれたことに対して、感謝の気持ちを述べるのも良いでしょう。新郎新婦の門出となる日に居合わせることができ、嬉しいという気持ちを表現することも大切です。
大切な友人をお祝いできる喜びや感動を、言葉にするのも良いでしょう。一言お礼を添えることで、新郎新婦からも招待して良かったと思ってもらえます。例文を参考にして、感謝の気持ちを伝えましょう。
- 本日はこのような素敵なお祝いの席にお招きいただきありがとうございます
- 本日はこのような晴れやかな祝宴にお招きいただきありがとうございます
- 本日はご招待賜りありがとうございます
③謙虚な気持ちを添える
結婚式のスピーチは慣れない場所で行われるので、緊張するのが普通です。締めのメッセージに、謙虚な気持ちを表す言葉を添えることで、周囲のゲストからの好感度も上がります。
締めのメッセージの冒頭に、「つたない挨拶ではございますが」や「簡単ではございますが」というような言葉を添えましょう。下記の例文を参考に、結婚する二人にも謙虚な気持ちが伝わるスピーチにすることも大切です。
- つたない挨拶ではございますがお二人のご健康とご多幸をお祈りいたしましてお祝いの言葉といたします
- 簡単ではございますが以上をもちましてご結婚のお祝いの言葉とさせていただきます
- つたない挨拶で失礼いたしましたが新郎新婦のご多幸をお祈りして私からのお祝いの言葉といたします
【新婦側におすすめ】結婚式の友人代表スピーチの締めの例文3選
①変わらぬ交友を願う言葉で締める
新婦側の友人代表のスピーチには、変わらぬ交友を願う言葉を伝えるようにしましょう。結婚した後も、今までと同じように友好な関係を続けていきたいと伝えることで、結婚する二人にも喜んでもらえます。
例えば、新居にお邪魔することや一緒に出掛ける予定などを、締めのメッセージに入れるのもおすすめです。新婦側の友人なので、呼びかけるときには新婦の名前を先にしましょう。
- ○○ちゃん○○さんの甘い生活を拝見しに新居にお邪魔させてください
- 友人一同 お二人の幸せを応援しています
②両親への感謝を促す言葉
締めのメッセージでは、二人を祝福する言葉だけではなく、両親への感謝を促すことも重要です。両親のことを思いやる気持ちの大切さを伝えることによって、親族からの好感度が上がります。
良い印象を与えられることは、新郎新婦の交友関係が上手くいっていると安心してもらえますよ。締めのメッセージの例文を参考にして、両親を立てるような伝え方をしましょう。
- お二人を立派に育ててくれたご両親への感謝の気持ちを忘れずに幸せなご家庭を作ってください
- このような晴れの日を迎えるまで育てていただいたご両親への感謝の気持ちを忘れずに良いご家庭を作ってください
③新生活へのアドバイスを添える
既婚者の方は、新生活へのアドバイスを添えるのも良いでしょう。「今日の喜びと感動を忘れずに」というような、これからの生活に希望を持てるようなメッセージを入れるのが良いです。
二人が長く一緒にいられるために参考になるように、短い言葉で心掛けていることを伝えるようにします。スピーチの締めには、例文を参考にした素敵なアドバイスを添えてください。
- 長い夫婦生活には、お互いを思いやる気持ちを忘れないことが大切です
- 今日の喜びと感動を忘れずにあたたかいご家庭を築いてください
- お二人の前途が幸せの輝きに満ちていますことをお祈りしてお祝いの言葉といたします
結婚式のスピーチの締めは自分の言葉でお祝いしよう
友人の結婚式には、マナーを踏まえたスピーチの中に、お祝いする気持ちをたくさん入れたメッセージを贈りましょう。手紙形式にした場合でも、締めのメッセージは新郎新婦お二人の顔を見て、自分の言葉で祝福の言葉を伝えることが大切です。素敵なメッセージを贈るため、今回の記事を参考にしてくださいね。
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